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青い森に住む、のんきな虎の物語

青森を中心としたおすすめスポットと、 美味しいお店の紹介。

骨髄ドナーをやってみた話 その7(最終回)

無事に退院して、ちょっと久しぶりの自宅に帰還。
リハビリがてら、近所の公園を散歩したり買い物したりして過ごします。
車の運転や歩行は大丈夫でした(後述しますが、長時間の歩行は痛みが出てきます)。
翌日も一応休みをもらっていたので、まったりして過ごしました。

【退院後】
三泊四日プラス一日の休みを終え、出社して上司にお礼。
まだ腰の痛みはありますが、「ムリしないで少しずつ慣らしていけばいいから」と理解を示してくれました。
心遣いがありがたいです。

退院してから一週間後、コーディネーターさんから体調確認の電話がありました。
この時、腰に貼っていた防水テープはまだ貼ったままでした。
退院時に看護師さんから三日くらい貼りっぱなしにしておくよう言われ、その後自然に剝がれてきたら
取っていいと聞かされていたのですが、なんかやたら丈夫なテープで一向に剥がれる気配がなく、
一応そのままにしておいたのです。
その旨を伝えると、「さすがに一週間経ったのでそろそろ剥がしていいと思いますよ(^^; 」と言われたので
手動で剥がすことにしました。
特に出血も傷痕が痛むことも無かったのでひと安心、でも腰はまだ痛いです。

【術後検診】
退院してから三週間後、術後検診を受けました。
術前検診の時と同じような感じで採尿、採血、問診。
この時もまだ腰の痛みは続行中。
先生に伝えると「採った量が多かったせいかも」との事です。
量が多いという事はそれだけ骨に沢山針を刺されるという事なので、骨の修復に時間がかかるみたいです。
採った量は前の記事にも書きましたが1,100mlだったそうです(一度に最大採れる量は1,200ml)。
痛み止めを処方するか聞かれましたが、あまり薬は飲みたくなかったので我慢して自然治癒に任せることにしました。
そして検診は終了、これで病院に来ることはもうありません。
お世話になった看護師さん達に挨拶したかったのですが、皆忙しそうにしていたのでそのままお別れです。
後日、コーディネーターさんから電話があった時に挨拶出来なかったのが心残りで・・・と伝えると、
今度コーディネーターさんが病院に行った時に代わりに伝えてくれるとの事でした。
どうもありがとうございます!

【患者さんからの手紙】
骨髄の提供が終了すると、ドナーと患者さんとの間で二回だけ手紙をやりとりすることが出来ます(期間は一年以内)。
見返りを求めたいわけではありませんが、提供した患者さんの状況は知りたいものです。
すぐはムリでも、いつか手紙が来ればいいなと思っていたところ、ある日骨髄バンクからこんなお知らせが届きました。
DSC_0645_R.jpg
手紙を受け取るには、SNS等で公表しませんという承諾書を送らなければなりません。
さっそく承諾書を送って、後日患者さんからの手紙を受け取りました。
内容はもちろん公開出来ませんが、綺麗な字で感謝の言葉が綴られていました。
ここでやっと誰かの役に立つ大事な事をやったのだな、と実感が湧いてきて嬉しかったです。
後日こちらからも患者さんへ手紙を出しました。

手紙はあと一回ずつやりとり出来ます。
その後の状況も気になりますが、こちらから手紙を出すのも返事を促しているようでちょっと申し訳ない気がするので、
とりあえずは患者さんからの連絡を待ってみることにします。

ちなみに郵便代金は自分で払いましたが、後日骨髄バンクから代金分の切手が届きました。
特に大きな金額ではないから自腹で構わないと思っていたのですが、心遣いに感謝です!

【腰の痛み】
術後の腰の痛みは個人差があって一週間くらいで収まる人もいるようですが、私の場合はかなり長引きました。
歩くくらいなら大丈夫だと思い、退院数日後からウォーキングは再開したのですが、歩いて5キロくらいから
段々と痛くなってきます。
あと、しゃがんだり、屈んだり、少し重い物をもったりすると痛みます。
寝返りうったり、車から降りる時、椅子に座った状態が20分くらい続いた時もズキズキ痛んできて参りました。
これら全て左側のみ、右側は何ともありません。
こんな感じが一ヵ月ちょっと続きどうなることかと思ったのですが、いつの間にか痛みは治まりました。
今はすっかり元通りでウォーキングも筋トレもバリバリ出来ています。

【骨髄バンクからのお礼と、今後について】
退院からしばらく経ったある日、骨髄バンクから封筒が届きました。
お礼の言葉と、一年間ドナー登録が保留になることが書かれていました。
また、患者さんの状態によって私の血液が必要になることがあるかもしれないとの事。
病気が再発した時に、ドナーのリンパ球を輸血すると再発した悪性細胞がやっつけられて治る場合があるそうです。
やりたくない場合は返信してくださいとの事でしたが、私は喜んで協力したいので送りませんでした。
DSC_0643_R.jpg

DSC_0647_R.jpg

【助成金について】
骨髄ドナーが無事に完了したら、地域によっては助成金が貰えます。
貰える条件としては、

 1.骨髄等の提供の完了を証明する書類の交付を受けていること。
 2.骨髄等の提供が行われた日において、市内に住所を有していること。
 3.この要綱による助成金と同様の目的の他の助成金等の交付を受けていないこと。
 4.ドナー休暇制度がないこと又は全部若しくは一部の期間のドナー休暇を取得していないこと。


私の勤めている会社は特別休暇という制度はあるものの、条件に骨髄ドナーというのが無かったため
有給休暇を利用したので、助成金を受け取ることが出来ました。
もちろん助成金が貰えなくてもやるつもりでしたが、せっかくなのでこういった制度はありがたく利用すべきでしょう。
また、加入している生命保険会社によっても給付金が受け取れるみたいです。
私の場合は条件が合わず、こちらの給付金は貰えませんでした。

【最後に】
何週目かのコーディネーターさんからの電話で腰の痛みがほぼ無くなった事を伝えて、
これでコーディネーターさんとのやりとりも終了、今回の骨髄ドナーは無事終了となりました。
後は患者さんが無事回復するのを祈るのみです。

改めて考えてみると骨髄移植というのはドナーの私だけでなく、骨髄バンクのスタッフさん、コーディネーターさん、
血液内科の先生、麻酔科の先生、看護師さん達、あとは家族と同僚の協力など、一人の患者さんのために
沢山の人が関わる一大プロジェクトであり、何の取り柄もない私がこのようなチームの一員として貢献出来たことが嬉しく、
誇らしく思います(ほぼ食べて寝てゲームやってただけのような気がしますが・・・)。

ちなみに献血はドナーやってから半年間禁止(早く再開したくてウズウズしてます)。
ドナーについては二回目の適合通知が来れば、もちろんやるつもりです。
今度は末梢血幹細胞採取をやってみたいですね。

ということで、長くなりましたが出来るだけ詳しく体験談としてまとめてみました。
これからドナー登録しようと思ってる方や、候補者に選ばれて不安に感じてる方の背中を
ちょっとでも押すことが出来れば幸いですし、一人でも多くの患者さんの命が助かればすごく嬉しく思います。
また二回目があったら「骨髄ドナーをやってみた話PART2」を簡潔バージョンで書こうと思います(笑)
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

【今回のまとめ】
・防水テープの持続力にびっくり!
・患者さんから手紙が来ると凄く嬉しい!
・腰の痛みはそのうち治る。
・助成金、給付金、使える制度は活用しましょう。
・ドナー登録は一年間保留。
・献血は半年間禁止。
・関わった皆さん、ありがとうございました。

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  1. 2021/02/06(土) 17:35:14|
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骨髄ドナーをやってみた話 その6

眠れない二日目の夜でしたが、それでも少しはウトウトしてたみたいで、
気が付いたら三日目の朝を迎えてました。
メインイベントは終わったので、後はほとんど病院食記録になります(笑)

【入院三日目】
朝8時、血液内科の先生回診。
ゴテゴテ貼っていたガーゼを剥がして薄い絆創膏に貼り替え。
ちょっと背中がスッキリしました。
ここでようやく病院内歩行許可が下ります。

点滴は続行中なので、点滴スタンドと共に移動することになります。
これも初の体験でしたが、案外邪魔にならないですね。
DSC_0621_R.jpg

そして一日半ぶりの食事。
DSC_0620_R.jpg
【ご飯、千草焼、ほっけの塩焼き、もやし炒め、桜エビとおくらのお浸し、みそ汁、牛乳】

おかゆとか柔いのが出てくるかなと思ったのですが、普通にちゃんとしたメニューでした。
牛乳、みそ汁が五臓六腑に染み渡る~!
あと千草焼がメチャクチャ美味しかったです!!旅館や居酒屋で出せるレベルの味でした。

この日は安静日なので何もやること無し。
腰の痛みは、初めは筋肉痛っぽい感じでしたが徐々に打撲のような痛みに変わっていきました。
しかも私の場合、なぜか左側だけ痛いです(右が痛い人とか、個人差があるみたい)。
歩くことに支障は無いので、病院内をうろつき回ります。

売店行ったり、患者さん用の図書室に行ったりしました。
図書室は移動図書館のような感じで、小さい部屋の棚に本がぎっしり並んでいます。
座って読むようなスペースは無く、備え付けてある貸出表に記入すれば病室に持っていけるみたいです。

そんなこんなで昼食タイム。
DSC_0624_R.jpg
【ご飯、赤魚の付け焼き、きゅうりの酢の物、いんげんのオイスターソース炒め、果物】

前の記事にも書きましたが、人によっては全身麻酔の副作用で吐き気や嘔吐などがあり、
食べ物・飲み物も受け付けなくなったりするみたいです。
私は幸い何ともなくて、いつも通り美味しく頂けましたがこの差は何なんでしょうね?

午後もヒマ。
本読んだりゲームやったりして過ごします。
お風呂はまだ入れません。
時々看護師さんがやってきて、検温・バイタル値計っていきます。
ちなみにご存知の方も多いとは思いますが、このバイタル値を計るのが最近話題のパルスオキシメーターってやつです。

そしてあっという間に夕食タイム。
仕事以外の時間というのは、なぜにこんなにも過ぎるのが早いのでしょうか(笑)
DSC_0628_R.jpg
【ご飯、鶏の唐揚げ、千切りキャベツ、白菜のスープ煮、手作りリンゴゼリー】

唐揚げが美味しい~~♪自宅に持ち帰ってビールのつまみにしたいくらいですよ(笑)

あとはもうヒマで疲れてしまったので、20時には就寝しました。
しかしこの夜は、やたらとトイレが近くて参りました(小のほう)。
常に点滴を打たれている状態で、さらに普通に食事も摂っていたから栄養過多という事なんでしょうかね?
深夜まで1時間おきにトイレ行ってました。

【入院四日目】
朝5時ですが採血タイム。
コーディネーターさんから事前に「朝5時に血を取りに来ますよ」と聞かされていたので、
心の準備は出来てましたが、この後でまた寝れませんよね(笑)
パッチリ目が覚めちゃったので朝食までの間に退院準備に取り掛かります。

回診の時に傷口のテープを防水の物に張り替えてもらいます。
この日も入浴は禁止、翌日からシャワー浴はOKだそうです。
お酒や軽い運動も大丈夫とのことでしたが、腰はまだ痛いので運動はやめておくことにします。
お酒も一応パス。

そして最後の朝食。
DSC_0629_R.jpg
【ご飯、湯豆腐、ほうれん草のごま和え、鶏肉と人参の炒め煮、ふりかけ、みそ汁、牛乳】

これで湯豆腐が小さい鍋に入ってて、納豆か焼き魚でもあればカンペキ旅館の朝食ですね(笑)
朝食後に最後の抗生剤を点滴。
これでようやく点滴終了、丸二日ぶりに針を抜いてもらいます。
最後に、なにやら感染症の検査ということでお尻に綿棒を突っ込まれました(*ノωノ)

10時、コーディネーターさんと両親が迎えに来て、看護師さんに挨拶して無事に退院。
あっという間の三泊四日でした。
お医者さん、看護師さん達が皆親切で手際も良かったので非常に快適な入院生活になりました。

この後、3週間後に術後検診で再び来院することとなります(次回最終回)。

【今回のまとめ】
・ほとんど食べ物ブログだった。
・寝起きの採血は良い目覚まし。
・病院食は全部美味しかった!
・腰はまだまだ痛い・・・。

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  1. 2021/01/23(土) 22:01:32|
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骨髄ドナーをやってみた話 その5

いよいよ手術日を迎えました。
検査して採血して節制して周囲や家族の協力もあり、振り返ると結構忙しくて大変な二ヶ月だったと思います。
ケガや病気もなくこの日を迎えられて良かったです。

【入院二日目(手術日)】
目が覚めたら朝飲む予定で準備していた薬が消えていて、いきなり焦る(汗)。
看護師さんに聞いたら、夜中に様子を見に来た時に無くさないようにと保管してたらしいです。
朝一で検温・血圧・バイタル値測定して採血。
薬も無事に飲みました。

7:00、浣腸タイム。
心の準備はOKです(笑)
「もし不安ならトイレで待機していてもいいですよ」との事なので、お言葉に甘えて便座に腰かけて待ちます。
出来れば5~10分くらい我慢するよう言われましたがムリでしたね(笑)

お腹スッキリ♪で病室に戻り、用意されていた弾性ストッキングを履いて、左手の甲に
昨日先生から聞いていた麻酔用のテープを貼られました。
そして看護師さんに手伝ってもらいながら手術着に着替えます。
上半身は裸、パンツは履いたままです。
パンツは麻酔がかかってから脱がされるみたいです(*ノωノ)

8:45、車椅子に乗って看護師さんに押されながら手術室へ向かいます。
他の方の体験談を読むと、自ら歩いて向かったりストレッチャーに乗せられて向かう事もあるみたいです。
ここからメガネを外していたので周囲の様子がぼんやり気味だったのが残念!
手術室までメガネ付けていけば良かったかな。
もし二回目があればお願いしてみようと思います。

手術室のフロアに着き、大きな広間みたいな部屋に入ります。
ここからさらにいくつかの部屋がぼんやり見えましたが、それぞれが手術室なのでしょう。
広間の隅っこには、カーテンで仕切られた小さな待合室(4人くらいで満室になるくらい)があって、
そこで少し待機するように言われました。
入ると、点滴スタンドを付けた年配の方が先に待機していて軽く挨拶。
この人も何らかの手術をするんだろうか?

少し経つと呼ばれて、先ほどの広間みたいな所でストレッチャーに乗って手術室に入室。
周りがあまり見えないけど、いろんな機械があって数人のスタッフさんと麻酔科の先生が既にスタンバっていて、
テキパキと心電図を測る機械のケーブルを胸に付けられ、血圧計の腕帯も付けられます。
いつものバイタル値測るキャップも指に付けられました。

そして前日に説明があった通り手の甲に針を刺して麻酔液を注入開始、麻酔テープ貼っているので全然痛くありません。
そして口に酸素マスクみたいなのをあてられて「深く深呼吸して下さいねー、そのうちにぼんやりして眠くなってきますよー」
と言われます。

全身麻酔の流れについてはこちらのホームページで詳しく書かれているので興味のある方は読んでみて下さい。
まさしくここに書かれているのと同じ流れでした。

さて、言われる通り何度か深呼吸します。
あれ?別に眠くならないな?いつぼんやりしてくるんだろうと思いつつ二度、三度深呼吸・・・。
と、次の瞬間なんか浅い夢を見ているような感覚があり、
「◯◯さん、聞こえますか?終わりましたよー」の声で目が覚めました。

ぼんやりする間もなく手術は終わっていたのでした。
あ、終わったんだ、やっぱり一瞬で意識が途切れるのだな、と思いました。
場所はまだ手術室のようです(病室に運ばれてから目覚める事もあるみたいです)。
周囲はなんかざわついていて、恐らくは手術が終わって後片付けとかしていたのでしょう。
呼吸器の管も入れられていたらしく、喉は乾燥していて声がガラガラです。
管はすでに外されてました(全く入れられていた感が無かった)。
目覚めた時に抜かれるかと思って、ちょっと怖かったのでホッとひと安心です。
尿道カテーテルも言われたように入れられていました。
痛くは無いのですが、何とも言えない違和感・・・。
常に尿意がある感覚と言われていましたが、ホントそんな感じでした。

身体はずっと仰向け状態の上、傷口には少し腰が浮き上がるくらい分厚くガーゼが貼られていると思われ、
体勢が非常にキツイ・・。
麻酔科の先生に「具合はどうですか?」と聞かれ、「腰が疲れて寝がえりうちたいです」と答えて
「ずっと同じ体勢だとキツいよねー」と言われたような記憶があります。
人によっては吐き気や嘔吐があったりするみたいですが、私は大丈夫でした。

それから鼻にあてるタイプの酸素チューブを付けられて、ストレッチャーで病室に運ばれてベッドの横に付けられます。
「自分で移動出来ますか?」と言われたので、転がるようにベッドへ移動。
目に見えるところに時計が無くて時間が分かりませんでしたが窓の外はまだ明るかったです。
採血された後、輸血と点滴を同時進行。
DSC_0619_R.jpg
こんな感じです(血が苦手な方ごめんなさい)。
鼻には酸素チューブ、左腕は輸血・点滴、右腕は血圧測定用の腕帯、胸には心電図測定用のケーブル、
足は弾性ストッキング、腰には分厚いガーゼ、そして尿道カテーテル。
傍から見たら結構大変な状況です(笑)

後はひたすら安静。
寝てればいいのですが傷口が圧迫されて、痛くて中々眠れません。
しかし、傷を塞ぐためにあえて仰向けで寝る必要があるので我慢しなければなりません。
それでも時々我慢出来なくて寝返りうってしまいましたが・・・。

時々看護師さんがやってきて検温、血圧、バイタル値測定。
夕方、血液内科の先生が回診にやってきてガーゼ取り替えタイム。
ベリベリ、ベリベリ、ベリベリー・・・やたら沢山のテープを剝がしている音がします。
思った通り、かなりたっぷりのガーゼを貼られていたようです。
そして傷口を消毒して新しいガーゼに交換。
この辺りで酸素チューブも外されました。

カテーテルの異物感が嫌だったので「おしっこの管はいつ外れますか」と聞いたら、夜に外しましょうという事になりました。
先生は「カテーテルは誰もが嫌がるからねー」と、理解を示してくれました。
夜になってお待ちかねのカテーテル外し、外すときは一瞬痛かったですが後は何ともなかったです。
一番の恐怖だったカテーテルでしたが、何とか無事に済んで良かった・・・。
ここからおしっこは尿器へするよう言われ、ベッド脇に設置していってくれました。
ここでふと疑問。
「大きいのをしたくなったらどうすればいいんですか?」と尋ねてみます。
「全身麻酔した後は腸の動きは鈍くなっているので多分大丈夫、どうしてもという場合はオムツを付けてしてもらうことに・・・」
幸い、この夜は大きいのを催す事は無くてひと安心でした。
心配だった排尿時の痛みもありませんでした(少し炎症があったのか、数回は熱さを感じました)。
ヘタな人がカテーテルを抜くと尿道を傷つけたりこすったりして排尿痛があるみたいですが、
今回は担当の看護師さんの腕が良かったのでしょう。
採血も浣腸も痛くなかったし、総じてこの病院のスタッフさんは丁寧で腕が良かった印象です。

その間に輸血は着々と進み、ひとつのパックが終わったら次のパックに交換していきます。
自己血採血で採った3パック900mlは、結果全て返血されました。
後日聞いた話だと、骨髄液は1,100ml採られたみたいです。
MAXは1,200mlなので中々の量です。
採取した骨髄液は速やかに患者さんの元へ運ばれて行き、その日のうちに点滴のような方法で注入するそうです。
運ぶ人も、事故にあったりしたら大変なので責任重大なんですよね・・・。

輸血3パック分終わって、引き続き生理食塩液(ブドウ糖だったかも?)と化膿防止のために抗生剤の点滴。
食事は無し、水は飲んでもいいとの事でしたが、前日買った水が残りわずかで看護師さんに買ってきてもらいました。
ベッドから降りられないのがなにしろキツかったです。
あと、暇つぶしにスマホやりたかったけど充電器がバッグの中だったから探して取り出してもらったり、
部屋が寒かったから温度上げてもらったりと、なんかいろいろやってもらいました。
夜は時々看護師さんが来て体温・血圧・バイタルを計っていきます。
排泄物(尿器に溜まったおしっこ)も寝てる間に定期的に片づけて頂きましたし、
看護師さんは本当に大変な仕事だと思いましたよ。

この夜は採取部が痛いこともあって、全然眠れませんでした(つづく)

【今回のまとめ】
・浣腸5分耐えられる人はいるのか?
・手術室までメガネかけていけばよかった
・全身麻酔の威力は凄い!
・看護師さんは大変なお仕事
・骨髄液を運ぶ人も大変!
・カテーテルは痛くなかったけど次回はやりたくない
・腰が痛い
・早く朝になれ(心の叫び)

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  1. 2021/01/09(土) 22:02:27|
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骨髄ドナーをやってみた話 その4

さて、自己血採血の始まりです。

【自己血採血その2】
最初に試験管一本分採血してから本番となります。
ここまでは献血と同じ流れですね。
献血ルームと同じようなベッドで、設備も献血と同じ機械でした。
献血とは違うので、ジュースやお菓子はありませんでしたが(笑)。

採血後、もし血をみるのが大丈夫でしたらと、パックに入った自分の血液を見せてもらいました。
これは献血の時は無かった事なので新鮮でした。
おー、これが自分の血液!これが手術後にまた戻ってくるのですね。
血液パックは見覚えあるなと思ったら、映画「インビジブル」で透明人間を見つけるためにヒロインが
床に血液パックを破いて撒き散らすシーンが記憶に残っていたのでした(どんな記憶)。

前記事にも書きましたが、三週間で900ml採るので採血後に毎回、生理食塩液の点滴をおこないます。
さらに一回目の採取後に造血剤の鉄剤と胃薬を処方してもらいました。
鉄剤がフェルム、胃薬がアズクレニンSというお薬です。

二回目の時、採血後の結果が出るまでの間に入院説明を受けました。
本やスマホ、ゲーム機も持ち込んでいいみたいなので暇つぶしには困らなさそうです。
また、通常であれば手術後にコーディネーターさんがお見舞いに来てくれるみたいなのですが、
コロナ禍の現状はお見舞い禁止との事でした。

そんなこんなで無事に三回の採取完了。
一回目の後はなんてことなかったのですが、二回目・三回目の後はふらつくような事はなかったものの、
身体が少し疲れやすくなってました。

【緊張の二週間】
入院まであと二週間。
この二週間は特に病院へ行ったりすることもなく、体調管理に気を付けながら日常生活を送る事になります。
前記事に書いた通り禁酒・禁トレ、風邪や事故にも気を付けなければならないので、結構緊張しながら
日々を過ごしました。

【入院一日目】
そしていよいよ入院開始。
マイカーで来るのはご遠慮くださいとの事だったので、父に送ってもらう事にします。
病院ロビーでコーディネーターさんと合流、入院一時金として五千円を頂きます。
このお金で手術に必要な物(後述のT字帯、腹帯)を買ったり、
部屋の有料TVや冷蔵庫の支払いに充てて下さいという事です。
受付を済ませて病棟へ移動。
病室へ移動するところでコーディネーターさんとお別れ。
病室は個室が割り当てられました。
テレビ、冷蔵庫、洗面台もあってビジネスホテルみたいです。
私のお世話になる病棟は結構上の階だったので窓からの眺めも良いです。
その写真載せちゃうと、どの病院かバレちゃうので載せられませんが・・・。
DSC_0603_R.jpg

DSC_0604_R.jpg
テレビ、冷蔵庫は有料ですが、見たいテレビは無かったし、冷蔵庫で冷やしておきたい物も無かったので
今回は使いませんでした。

寝巻は持参もしましたが、手術時に血や薬剤などで汚れるかもしれないという事を聞かされていたので
レンタルの寝巻を使用することにします。
手首には識別用のリストバンドを装着されます。
設備の説明や採取から退院までのスケジュールを確認して、検温・血圧・バイタル値を測って採血。
2020_12_09 14_53 Office Lens (2)_R
スケジュール表を見ると、当日の朝に浣腸、手術時に尿の管を入れられるという項目があり、ちょっとビビる(笑)
「これはやっぱりやるんですよね?」
と聞いたら「浣腸は朝にちゃんと出れば大丈夫と思うんだけど、後で先生に聞いておきますね」との事。
尿の管(カテーテル)も確認してくれるそうです。
どちらも出来ればやりたくない・・・(汗)。

看護師さんが去ったあとは昼食までヒマになってしまいました。
腹帯・T字帯を準備しておくよう言われていた事を思い出し、先ほど頂いた五千円を持って売店行って購入。
ついでに飲み物も買って病室に戻ります。
そして楽しみだった病院食。
DSC_0609_R.jpg
この日の昼食は、ご飯・県産だしの炊き合わせ・青菜の油炒め・果物。
量は物足りなかったけど美味しかった!
三泊四日で計6食頂きましたが、お世辞抜きで全部美味しかったです。
後日看護師さんに伝えたら、そういうこと言ってもらったのは初めてです!と喜んでました♪
まあ病気で入院している方は味付けも薄くしているかもしれませんし、食欲無い方も多いと思いますからね・・。

昼食後、血液内科の先生と麻酔科の先生の回診。
血液内科の先生から、手術当日に弾性ストッキングを着用することを告げられます。
長時間同じ体勢でいるため、いわゆるエコノミークラス症候群防止のために着用するそうです。
そしてここでも同意書にサイン。
DSC_0613_R.jpg
麻酔科の先生からは明日のスケジュールについて説明を受け、左手の甲にマジックで印をつけられました。
ここに当日針を刺して麻酔薬を注入するみたいで、痛くないように事前に麻酔テープを貼るそうです。
この日は0時まで固形物を食べてOK、手術当日は7時まで水を飲んでOKとの事。
この時看護師さんから「浣腸と尿の管はやっぱりやるみたいですね・・」と言われる。
浣腸はまだいいけど、カテーテルが恐怖です。
さらに術前薬として「ロキサチジン」という薬を夜と朝に飲むよう指示を受けます。
胃酸の分泌を抑える薬らしいです。
DSC_0610_R.jpg

DSC_0612_R.jpg
後はまたヒマになってしまったので、病棟内を探索したり持ってきた本を読んだりゲームやったりして暇つぶし。
入浴(シャワー)は予約制だったので、夕方にさっさと済ませてしまいます。
これでしばらくお風呂は入ることが出来ません。
シャワー浴びて、もう少しで夕食でしたが昼食の量が物足りなかったせいかお腹が空いて売店でパンを購入しました。
DSC_0611_R.jpg
ひとつはすぐ食べて、もうひとつは絶食前の最期の食事としてとっておくことにします。
パン食べた後、看護師さんが来て明日履く弾性ストッキングのサイズ確認、足首まわりを測ります。
そして先ほど麻酔科の先生から説明のあった薬をもらいました。

そしてお待ちかねの夕食。
DSC_0614_R.jpg
この日の夕食は、ご飯・手作りハンバーグトマトソース添・温野菜とフライドポテト・大豆もやしのナムル・味噌汁。
翌日は食事が出来ないので味わって頂きます。
ハンバーグ美味しかったです!

夕食後に再度検温、血圧、バイタル値を測って、例の薬を飲みます。
0時まで飲食OKでしたが体調を整えておいた方が良いと思い、最後にパンを食べて21時に就寝しました。
気持ちはそんなに高ぶっておらず、割と良く眠れたと思います(つづく)。

【今回のまとめ】
・採血は楽しい。
・入院二週間前からは体調管理に気を付けよう。
 事故にも合わないように注意しよう。
・入院初日はヒマ。
・病院食は美味しかった。

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  1. 2021/01/01(金) 21:39:04|
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骨髄ドナーをやってみた話 その3

入院の日程がほぼ確定したところで、上司に報告してスケジュール調整をお願いします。

【会社の協力】
会社の上司には適合通知が来た時に既に報告していて、最終候補者に選ばれた時は
休みを頂きたいという事は伝えていました。
幸い、同僚・チーフ・店長・本社の部長様、みんな協力的で通常の休みに有給を加えて
5日間の休みをもらうことでスムーズに話がまとまりました。

【骨髄と脊髄は違うよ!】
この時、周囲の人達に話した時に興味深かったのは、骨髄と脊髄を混同している人が多いなぁという事でした。

「障害残ったりしないよね?」
「ミスったら半身不随になったりするんでしょ?」
「神経傷ついたらヤバイよね?」

などなど・・・。

・脊髄は脊椎の中を通っている神経の束で、ここを傷つけたりすると障害を残す可能性があります。
・骨髄移植では腸骨という骨の髄から採取しますので障害が残ったりするような心配はありません。

おそらく、こういう誤った知識でドナー登録を躊躇している人も多いんでないかな?と思いました。

【術前検査】
さて最終同意面談から一週間後、まずは術前検査をおこないます。
確認検査はスキップ出来ますが、結局はさらに詳しい検査をおこなう事になります。
採血はまた試験管6本分、血圧、体重測定、検尿、心電図、胸部レントゲンは普段の健康診断と同じ。

全身麻酔時に人工呼吸器を付けるので、肺機能に異常が無いか肺活量の検査もやります。
やった人は分かると思いますが、息を深く吸って思い切り吐いて・・・これは結構キツかったです!
看護師さんに「もう一息いけますよ~!」とか応援されながら頑張りました!

耳たぶに針を刺して、血がどのくらいの時間で止まるかっていうのもやりました。
採取時、ある程度の出血があるためと思われます。

【全身麻酔について】

検査は以上で終わり、結果にまずい所があれば再検査、もしくはここで終了になる事もあるみたいなので
ドキドキしながら結果を待ちます。
その間に麻酔科の先生からの説明を受けました。
全身麻酔は脳の機能を停止させるので何も感じなくなる事、夢も見ない事、手の甲の静脈に針を刺して麻酔薬を注入する事、
呼吸を司る部分も機能停止するので呼吸が出来なくなる事、そのため人工呼吸器の管を喉の奥に入れられる事、
管を入れる際に、金具が前歯に当たって欠けてしまうことがある事、目覚めた時にいきなり口の中に管が入ってるので、
ビックリして管を噛んでしまう人もいる事。

喉に管が入った状態で目覚めて苦しくないんだろうか?
聞いてみたところ「逆に入れっぱなしだと苦しいので、呼吸が出来る事が確認されれば速やかに抜きますよ~♪」と、
にこやかに答えてくれました。
そしてここでも同意書に署名をしました。

【患者さんのこと】

最後に血液内科へ移動して問診。
ここで待っている時に患者さんの情報を教えてもらいました。
住んでいるだいたいの地域、性別、年代までを希望すれば教えてもらうことが出来ます。
やっぱり提供する患者さんの事は知っておきたいので教えてもらうことにしました。
あまり具体的に書くとバレてしまう可能性があるので、少々ぼかしておきます。
地域は私の住んでいる所より南の方(殆どの地域が対象になってしまいますね(笑))、
年代は私よりも年上、性別は男性という事でした。
ここで初めて患者さん像がおぼろげながら浮かんできて、一層気が引き締まる思いです。

【BMIは古い】

さて、すっかり顔なじみになった血液内科の先生の問診。
検査結果は問題なしでした、よかったよかった・・・。
麻酔科の先生曰く、ドナーになるには超健康体でなければダメだとか。
心配だったBMIは28でギリギリセーフ。
太っているわけではなく、昨年から筋トレを本格的に再開していたためにここ半年で5kgほど増量していたのでした。
筋トレによる体重増加であっても、BMI30だとアウトだそうです。
BMIでの判定って、今の時代古いと思うんですよね。
これだと筋肉量の多いプロレスラーなんかは、超健康体でもドナーは出来ない事になってしまいます。
体脂肪率での判定にすればいいのに、とコーディネーターさんが仰っていましたが同感ですね。

【制約】

あとは二週間前からは体調管理はもちろん、筋肉に負担のかかる運動の禁止、飲酒はほどほどにとのお達し。
筋トレ出来ないのはつらい・・・ブランク空けたくなかったけど、しょうがないですね。
ウォーキングくらいならOKとの事なので、とりあえず歩きまくることにします。
飲酒はたしなむくらいなら、との事でしたが私の場合はそのくらいで済むはずがなく(笑)、この際キッパリ断酒することにします。
断酒期間、後でカウントしてみたら16日間でした。
こんなに飲まなかったのはちょっと記憶にありません。
多分30年ぶりくらいだと思われます。

【自己血採血】

そして、自己血採血の日程調整。
採取に伴う貧血防止のため、あらかじめ自分の血液を献血の要領で採っておき、後で自分の身体に戻す(返血)のです。
自分の血なので感染症の危険もなく、安心・安全です。
二回に分けておこなう事で話がまとまり、翌々週から二週間かけておこなう事になりました。
・・・が、帰り際に呼び止められて「やっぱり三回採っておきましょう」と言われました。
患者さんが成人男性という事で、一応多めに骨髄採取をおこなうようです。
採取量は一回につき300mlを三週連続でおこないます。
通常、献血を全血(400ml)でやった時は三ヵ月空けるので、それを考えると三週で900mlは結構ハードスケジュールです。
でもこういうのは望むところで、献血大好きな私はむしろワクワクしながら採血の日を待つのでした(つづく)。

【今回のまとめ】
・有職の人は会社の協力が必須!
・骨髄と脊髄は違うよ!骨髄採取で半身不随になるような事はありません!
・BMIは古いけど、あまりに太りすぎだとNGだから気を付けよう。
・手術二週間前からはアスリート並みの体調管理が必要!

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