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青い森に住む、のんきな虎の物語

青森を中心としたおすすめスポットと、 美味しいお店の紹介。

骨髄ドナーをやってみた話 その3

入院の日程がほぼ確定したところで、上司に報告してスケジュール調整をお願いします。

【会社の協力】
会社の上司には適合通知が来た時に既に報告していて、最終候補者に選ばれた時は
休みを頂きたいという事は伝えていました。
幸い、同僚・チーフ・店長・本社の部長様、みんな協力的で通常の休みに有給を加えて
5日間の休みをもらうことでスムーズに話がまとまりました。

【骨髄と脊髄は違うよ!】
この時、周囲の人達に話した時に興味深かったのは、骨髄と脊髄を混同している人が多いなぁという事でした。

「障害残ったりしないよね?」
「ミスったら半身不随になったりするんでしょ?」
「神経傷ついたらヤバイよね?」

などなど・・・。

・脊髄は脊椎の中を通っている神経の束で、ここを傷つけたりすると障害を残す可能性があります。
・骨髄移植では腸骨という骨の髄から採取しますので障害が残ったりするような心配はありません。

おそらく、こういう誤った知識でドナー登録を躊躇している人も多いんでないかな?と思いました。

【術前検査】
さて最終同意面談から一週間後、まずは術前検査をおこないます。
確認検査はスキップ出来ますが、結局はさらに詳しい検査をおこなう事になります。
採血はまた試験管6本分、血圧、体重測定、検尿、心電図、胸部レントゲンは普段の健康診断と同じ。

全身麻酔時に人工呼吸器を付けるので、肺機能に異常が無いか肺活量の検査もやります。
やった人は分かると思いますが、息を深く吸って思い切り吐いて・・・これは結構キツかったです!
看護師さんに「もう一息いけますよ~!」とか応援されながら頑張りました!

耳たぶに針を刺して、血がどのくらいの時間で止まるかっていうのもやりました。
採取時、ある程度の出血があるためと思われます。

【全身麻酔について】

検査は以上で終わり、結果にまずい所があれば再検査、もしくはここで終了になる事もあるみたいなので
ドキドキしながら結果を待ちます。
その間に麻酔科の先生からの説明を受けました。
全身麻酔は脳の機能を停止させるので何も感じなくなる事、夢も見ない事、手の甲の静脈に針を刺して麻酔薬を注入する事、
呼吸を司る部分も機能停止するので呼吸が出来なくなる事、そのため人工呼吸器の管を喉の奥に入れられる事、
管を入れる際に、金具が前歯に当たって欠けてしまうことがある事、目覚めた時にいきなり口の中に管が入ってるので、
ビックリして管を噛んでしまう人もいる事。

喉に管が入った状態で目覚めて苦しくないんだろうか?
聞いてみたところ「逆に入れっぱなしだと苦しいので、呼吸が出来る事が確認されれば速やかに抜きますよ~♪」と、
にこやかに答えてくれました。
そしてここでも同意書に署名をしました。

【患者さんのこと】

最後に血液内科へ移動して問診。
ここで待っている時に患者さんの情報を教えてもらいました。
住んでいるだいたいの地域、性別、年代までを希望すれば教えてもらうことが出来ます。
やっぱり提供する患者さんの事は知っておきたいので教えてもらうことにしました。
あまり具体的に書くとバレてしまう可能性があるので、少々ぼかしておきます。
地域は私の住んでいる所より南の方(殆どの地域が対象になってしまいますね(笑))、
年代は私よりも年上、性別は男性という事でした。
ここで初めて患者さん像がおぼろげながら浮かんできて、一層気が引き締まる思いです。

【BMIは古い】

さて、すっかり顔なじみになった血液内科の先生の問診。
検査結果は問題なしでした、よかったよかった・・・。
麻酔科の先生曰く、ドナーになるには超健康体でなければダメだとか。
心配だったBMIは28でギリギリセーフ。
太っているわけではなく、昨年から筋トレを本格的に再開していたためにここ半年で5kgほど増量していたのでした。
筋トレによる体重増加であっても、BMI30だとアウトだそうです。
BMIでの判定って、今の時代古いと思うんですよね。
これだと筋肉量の多いプロレスラーなんかは、超健康体でもドナーは出来ない事になってしまいます。
体脂肪率での判定にすればいいのに、とコーディネーターさんが仰っていましたが同感ですね。

【制約】

あとは二週間前からは体調管理はもちろん、筋肉に負担のかかる運動の禁止、飲酒はほどほどにとのお達し。
筋トレ出来ないのはつらい・・・ブランク空けたくなかったけど、しょうがないですね。
ウォーキングくらいならOKとの事なので、とりあえず歩きまくることにします。
飲酒はたしなむくらいなら、との事でしたが私の場合はそのくらいで済むはずがなく(笑)、この際キッパリ断酒することにします。
断酒期間、後でカウントしてみたら16日間でした。
こんなに飲まなかったのはちょっと記憶にありません。
多分30年ぶりくらいだと思われます。

【自己血採血】

そして、自己血採血の日程調整。
採取に伴う貧血防止のため、あらかじめ自分の血液を献血の要領で採っておき、後で自分の身体に戻す(返血)のです。
自分の血なので感染症の危険もなく、安心・安全です。
二回に分けておこなう事で話がまとまり、翌々週から二週間かけておこなう事になりました。
・・・が、帰り際に呼び止められて「やっぱり三回採っておきましょう」と言われました。
患者さんが成人男性という事で、一応多めに骨髄採取をおこなうようです。
採取量は一回につき300mlを三週連続でおこないます。
通常、献血を全血(400ml)でやった時は三ヵ月空けるので、それを考えると三週で900mlは結構ハードスケジュールです。
でもこういうのは望むところで、献血大好きな私はむしろワクワクしながら採血の日を待つのでした(つづく)。

【今回のまとめ】
・有職の人は会社の協力が必須!
・骨髄と脊髄は違うよ!骨髄採取で半身不随になるような事はありません!
・BMIは古いけど、あまりに太りすぎだとNGだから気を付けよう。
・手術二週間前からはアスリート並みの体調管理が必要!

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