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青い森に住む、のんきな虎の物語

青森を中心としたおすすめスポットと、 美味しいお店の紹介。

骨髄ドナーをやってみた話 その7(最終回)

無事に退院して、ちょっと久しぶりの自宅に帰還。
リハビリがてら、近所の公園を散歩したり買い物したりして過ごします。
車の運転や歩行は大丈夫でした(後述しますが、長時間の歩行は痛みが出てきます)。
翌日も一応休みをもらっていたので、まったりして過ごしました。

【退院後】
三泊四日プラス一日の休みを終え、出社して上司にお礼。
まだ腰の痛みはありますが、「ムリしないで少しずつ慣らしていけばいいから」と理解を示してくれました。
心遣いがありがたいです。

退院してから一週間後、コーディネーターさんから体調確認の電話がありました。
この時、腰に貼っていた防水テープはまだ貼ったままでした。
退院時に看護師さんから三日くらい貼りっぱなしにしておくよう言われ、その後自然に剝がれてきたら
取っていいと聞かされていたのですが、なんかやたら丈夫なテープで一向に剥がれる気配がなく、
一応そのままにしておいたのです。
その旨を伝えると、「さすがに一週間経ったのでそろそろ剥がしていいと思いますよ(^^; 」と言われたので
手動で剥がすことにしました。
特に出血も傷痕が痛むことも無かったのでひと安心、でも腰はまだ痛いです。

【術後検診】
退院してから三週間後、術後検診を受けました。
術前検診の時と同じような感じで採尿、採血、問診。
この時もまだ腰の痛みは続行中。
先生に伝えると「採った量が多かったせいかも」との事です。
量が多いという事はそれだけ骨に沢山針を刺されるという事なので、骨の修復に時間がかかるみたいです。
採った量は前の記事にも書きましたが1,100mlだったそうです(一度に最大採れる量は1,200ml)。
痛み止めを処方するか聞かれましたが、あまり薬は飲みたくなかったので我慢して自然治癒に任せることにしました。
そして検診は終了、これで病院に来ることはもうありません。
お世話になった看護師さん達に挨拶したかったのですが、皆忙しそうにしていたのでそのままお別れです。
後日、コーディネーターさんから電話があった時に挨拶出来なかったのが心残りで・・・と伝えると、
今度コーディネーターさんが病院に行った時に代わりに伝えてくれるとの事でした。
どうもありがとうございます!

【患者さんからの手紙】
骨髄の提供が終了すると、ドナーと患者さんとの間で二回だけ手紙をやりとりすることが出来ます(期間は一年以内)。
見返りを求めたいわけではありませんが、提供した患者さんの状況は知りたいものです。
すぐはムリでも、いつか手紙が来ればいいなと思っていたところ、ある日骨髄バンクからこんなお知らせが届きました。
DSC_0645_R.jpg
手紙を受け取るには、SNS等で公表しませんという承諾書を送らなければなりません。
さっそく承諾書を送って、後日患者さんからの手紙を受け取りました。
内容はもちろん公開出来ませんが、綺麗な字で感謝の言葉が綴られていました。
ここでやっと誰かの役に立つ大事な事をやったのだな、と実感が湧いてきて嬉しかったです。
後日こちらからも患者さんへ手紙を出しました。

手紙はあと一回ずつやりとり出来ます。
その後の状況も気になりますが、こちらから手紙を出すのも返事を促しているようでちょっと申し訳ない気がするので、
とりあえずは患者さんからの連絡を待ってみることにします。

ちなみに郵便代金は自分で払いましたが、後日骨髄バンクから代金分の切手が届きました。
特に大きな金額ではないから自腹で構わないと思っていたのですが、心遣いに感謝です!

【腰の痛み】
術後の腰の痛みは個人差があって一週間くらいで収まる人もいるようですが、私の場合はかなり長引きました。
歩くくらいなら大丈夫だと思い、退院数日後からウォーキングは再開したのですが、歩いて5キロくらいから
段々と痛くなってきます。
あと、しゃがんだり、屈んだり、少し重い物をもったりすると痛みます。
寝返りうったり、車から降りる時、椅子に座った状態が20分くらい続いた時もズキズキ痛んできて参りました。
これら全て左側のみ、右側は何ともありません。
こんな感じが一ヵ月ちょっと続きどうなることかと思ったのですが、いつの間にか痛みは治まりました。
今はすっかり元通りでウォーキングも筋トレもバリバリ出来ています。

【骨髄バンクからのお礼と、今後について】
退院からしばらく経ったある日、骨髄バンクから封筒が届きました。
お礼の言葉と、一年間ドナー登録が保留になることが書かれていました。
また、患者さんの状態によって私の血液が必要になることがあるかもしれないとの事。
病気が再発した時に、ドナーのリンパ球を輸血すると再発した悪性細胞がやっつけられて治る場合があるそうです。
やりたくない場合は返信してくださいとの事でしたが、私は喜んで協力したいので送りませんでした。
DSC_0643_R.jpg

DSC_0647_R.jpg

【助成金について】
骨髄ドナーが無事に完了したら、地域によっては助成金が貰えます。
貰える条件としては、

 1.骨髄等の提供の完了を証明する書類の交付を受けていること。
 2.骨髄等の提供が行われた日において、市内に住所を有していること。
 3.この要綱による助成金と同様の目的の他の助成金等の交付を受けていないこと。
 4.ドナー休暇制度がないこと又は全部若しくは一部の期間のドナー休暇を取得していないこと。


私の勤めている会社は特別休暇という制度はあるものの、条件に骨髄ドナーというのが無かったため
有給休暇を利用したので、助成金を受け取ることが出来ました。
もちろん助成金が貰えなくてもやるつもりでしたが、せっかくなのでこういった制度はありがたく利用すべきでしょう。
また、加入している生命保険会社によっても給付金が受け取れるみたいです。
私の場合は条件が合わず、こちらの給付金は貰えませんでした。

【最後に】
何週目かのコーディネーターさんからの電話で腰の痛みがほぼ無くなった事を伝えて、
これでコーディネーターさんとのやりとりも終了、今回の骨髄ドナーは無事終了となりました。
後は患者さんが無事回復するのを祈るのみです。

改めて考えてみると骨髄移植というのはドナーの私だけでなく、骨髄バンクのスタッフさん、コーディネーターさん、
血液内科の先生、麻酔科の先生、看護師さん達、あとは家族と同僚の協力など、一人の患者さんのために
沢山の人が関わる一大プロジェクトであり、何の取り柄もない私がこのようなチームの一員として貢献出来たことが嬉しく、
誇らしく思います(ほぼ食べて寝てゲームやってただけのような気がしますが・・・)。

ちなみに献血はドナーやってから半年間禁止(早く再開したくてウズウズしてます)。
ドナーについては二回目の適合通知が来れば、もちろんやるつもりです。
今度は末梢血幹細胞採取をやってみたいですね。

ということで、長くなりましたが出来るだけ詳しく体験談としてまとめてみました。
これからドナー登録しようと思ってる方や、候補者に選ばれて不安に感じてる方の背中を
ちょっとでも押すことが出来れば幸いですし、一人でも多くの患者さんの命が助かればすごく嬉しく思います。
また二回目があったら「骨髄ドナーをやってみた話PART2」を簡潔バージョンで書こうと思います(笑)
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

【今回のまとめ】
・防水テープの持続力にびっくり!
・患者さんから手紙が来ると凄く嬉しい!
・腰の痛みはそのうち治る。
・助成金、給付金、使える制度は活用しましょう。
・ドナー登録は一年間保留。
・献血は半年間禁止。
・関わった皆さん、ありがとうございました。

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